医師のホンネ・裏話 病気の解説

【医師ホンネ】ぎっくり腰にレントゲンは必要?

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こんにちは。ボククボです。

皆さんの中には、
ぎっくり腰で整形外科を受診されたことのある
方はいらっしゃいますでしょうか?

痛くて動けないから、
とりあえず湿布と痛み止めがもらえればいいやと

病院にいったのに、

そこの医者は、診察もそこそこに

「まずはレントゲンですね」

といってきた。

レントゲンから帰ってくると(しかも1時間経過!)

「異常ないです。急性腰痛(=ぎっくり腰)ですね。
湿布と痛み止め出しておきます。」

だといわれた。

レントゲン無駄じゃん!
検査料と時間返してくれ!

って思った人もいるのではないでしょうか。

今回は、これに対する医師の言い訳です。

レントゲンをとる目的は?

医師も、急性腰痛の患者さんはたくさん診ていますので、

お話を聞けば、
「まあ、急性腰痛(=ぎっくり腰)だろう」
とは思います。皆さんと同じです。

でも、ぐっと我慢してレントゲンを撮ります。

売り上げのためではありません。
医師の給料もバイト料もかわりません。

純粋に、
「もし他の病気だったら。。。」
と思うと怖いだけです。

腰痛を起こす怖い病気

医師が恐れる腰痛は主に3つです。

  • ガンの骨転移
  • 腰椎のバイキン菌感染
  • 骨折

ガンの骨転移では、見逃すと麻痺が進行してしまいます。
見逃すわけにはいきません。

腰椎のバイキン感染(化膿性椎間板炎)も
見逃せば、足が麻痺したり、

バイキンが体にまわって死亡することもあります。

骨折は若年者では起こらないでしょうが、
骨折のタイプによっては手術や、安静
にしないと麻痺したり、変形するものもあります。

他にも、腰椎すべり症や腰椎分離症など、
通常のぎっくり腰とは違った治療を要するものも
いくつかあります。

レントゲンとるのが無難

上記の怖い病気をみつけた経験が多い医師ほど

「レントゲンは絶対取る。その方が無難。」

といいます。

怖い病気の頻度

ボククボの経験では、

【腰痛でレントゲンとったら、なんか骨が溶けてる?】

ってびっくりすることが年に1-2回程度あります。

(ただし、お話から「骨転移だな」
と思うような人は除きます。)

「びっくりした回数」なので、
論文にでてくるような頻度とは違いますかね。

腰痛に限らず、
ボククボも必ずレントゲンはとります。

もし見逃したら

レントゲンなんて、しょせん影絵なので
見逃すこともあります。

ただし、検査せずに見逃すのと、
検査して見逃すのでは、
(医療訴訟的な意味で)違います。

検査して、経験ある医師が
「異常な所見なし」
と判断したこと自体は、ある程度仕方なく、
責められることは稀です。

ただ、検査もせずに、見逃したとなると、

「医師としての責任を果たしていない」

と言われかねないのです。

接骨院と整形外科

腰痛なら接骨院の方がいい。
病院は検査で異常ないといって

痛み止めだすだけだ。

という方は、多いと思います。

多くの方にとって、それは真実だと思います。

ただし、接骨院は診断する義務も責任もありません。

接骨院に行くと、腰痛の原因について
独自の理論に基づいて、丁寧に説明してくれたり、
対処法を教えてくれます。

しかし、それが違っていても責任はとれません。

そもそも、
接骨院を「見逃し」で訴える人はいないのです。

整形外科では責任もってやっている分、
適当なことも言えないっていうジレンマはあります。

レントゲンとらずに帰りたければ

どうしても薬だけもらって帰りたければ

「検査すすめられたけど、拒否します。」
「あとで何がみつかっても、自己責任でいいです。」

という点をはっきりさせる必要があります。

医師にそのように伝えてみてください。

医師もカルテにそのように記載していることでしょう。

まあ、それなら薬局でロキソニン買えばいいですけどね。

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診察だけしてほしい

診察だけしてほしいという場合もあるかと思います。

たしかに診察手技や問診で、

ある程度、腰痛の原因を推測することも可能です。

しかし、ぎっくり腰で来院されるかたの多くは、

痛すぎて動かせないのです。

そのような丁寧な診察は、ある程度痛みがおさまった
慢性期に行うものです。

急性期には痛すぎてわからないし、
治療も結局、鎮痛剤と固定ぐらいです。

怖い病気を除外するだけで十分です。

慢性的に続くなら、MRIとったりもアリでしょう。

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まとめ

長々と言い訳がましいことを書きました。

腰痛の受診で患者さんを満足させる
診療はなかなかできないですね。。。

毎回失望したような顔で帰っていきますんで。。

問診だけで、ぎっくり腰を診断してくれる
AIとかできるといいですね。

医療費をかなり削減できます。

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