医師のホンネ・裏話

【医師ウラ話】清潔にうるさい診療科

投稿日:

こんにちは。ボククボです。

新型コロナウイルス流行で、内科だけではなく、

様々な科の医師が感染症治療に参加しなければいけない

事態になりはじめています。

整形外科医のボククボにも、「発熱外来」への
シフト勤務依頼がありました。

現在大急ぎでPPEの正しい着脱法などを
勉強しています。

今回は、清潔不潔にうるさい診療科について、
述べてみます。

内科系

内科医といっても、
うんち関係を取り扱う消化器内科

ホンショクの感染症内科まで様々です。

町の開業医さんなどは、
毎年インフルにかからぬよう
飛沫核の感染症対策にきをつけている
でしょう。

とくにうるさい内科を上げてみます。
(感染症内科は省きます)

血液内科

血液内科は、白血病やリンパ腫といった、
血液のガン
を扱うことが多い科です。

化学療法などの治療は、

血液中の免疫細胞を
ほとんど0にすることになります。
(白血球自体の病気なため)

そのため、患者さんは非常に感染しやすい状態
になります。
(無菌室にはいるのはこのためですね。)

これらの患者さんを取り扱う血液内科医は
清潔に非常にうるさいです。

手洗い、アルコール消毒などはもちろん
結婚指輪やネクタイをしている人はいません。

細菌の温床になるためですね。

外科系

手術を行う外科系の診療科では、
清潔意識にだいぶ幅があります。

取り扱う組織に差があるからですね。

組織には、感染しやすい組織と
そうでない組織があります。

ひとつひとつ見ていきます。

清潔:整形外科

整形外科は、骨やじん帯の手術を行う科です。
ボククボもそうです。

外科の中では、最も清潔にとくにうるさい科です。

手術のほとんどは、インプラントを取り扱います。
インプラントに細菌が繁殖すると

台所のぬめりのようにこびりつき
(バイオフィルムといいます。)

抗生物質の投与では治癒しなくなります。
骨の中にばい菌がはいると、
一生、細菌と共生しなくてはいけません。

なので、整形外科医は
清潔・不潔にはうるさいのです。

手術もクリーンルームという清潔度の高い部屋で
行うことが多いです。

やや不潔:形成外科

形成外科は、主に皮膚の外科です。

自由診療である美容形成もふくまれますが、

腫瘍切除などで欠損した部分を正常にもどす
(乳房再建や、皮弁、切断指の接着など)

まじめな再建外科が本業です。

基本的には、皮膚組織をあつかうので

それほど清潔度は重要視されません。

  • 皮膚はもともと汚い
  • 軟部組織なので、なんだかんだ抗生物質が効く

というのはあるかもしれません。

手術中は二重手袋が原則なんですが、
形成外科医は手先の細かな作業
(数ミリの血管や神経をつないだりする)

不潔:腹部外科

胃腸を取り扱う、

みなさんが想像する「外科医」ですね。

ガンの切除などが多いでしょう。

胃腸はうんちなどがあって非常に不潔です。

なるべく、不潔部位が付着しないように
操作はしますが限界はあります。

痔の手術なんて、消毒の意味あるんでしょうか。

ある程度の不潔さは許容せざるを得ないです。

腹膜炎の手術なんかは、腸がやぶけて
お腹の中がうんちまみれになることもあります。

このような手術では
手術室に焼けたウンコみたいな匂いが充満しています。

不潔:耳鼻科、口腔外科

鼻や口腔内は非常に不潔ですし、
手術中に清潔をたもつことは困難です。

口腔内にインプラントをいれたりしていますが、

整形外科からすると

なぜあんなところにインプラントを入れて大丈夫なのか
理解できません。

唾液の抗菌作用、粘膜組織の治癒能力の高さでしょうか。

正直清潔にしようがないところはあります。

まとめ

いろいろなタイプの科があることがわかりました。

新型コロナ治療には、人員不足から

今後いろいろな科がかかることが予想されます。

他科との認識のずれが、チームワークに影響する

可能性があるので注意が必要ですね。

気軽にコメントお願いします。

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