医師のホンネ・裏話

【医師の現場】急増するWeb講演会

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こんにちは。ボククボです。

製薬会社のセールス(販促活動)って興味ありませんか?

「高級料亭で製薬会社の豪勢な接待を受ける医師」

という姿を想像されるかもしれませんが、
現在はこうゆうのはなくなりました。
(7年前ぐらいから製薬会社が自主規制しています。)

良くも悪くも、製薬会社のセールス(MR)の方との
関係は希薄になっており、

医師が新薬の情報にふれるのは、
製薬会社主催の研究会や講演会だけになっています。

ホテルの宴会場・会議室で行う講演会だけでなく、
近年Web上での講演会もふえてきました。

その現状について、医師のホンネを語りたいと思います。

講演会(非Web)

非Webの講演会は、新型コロナウイルスの影響で、
現在は軒並み中止となっています。

しかたないですね。

だいたい会の形式は決まっています。

冒頭に15分ほど主催者である製薬会社から薬剤説明があり、

その後、お薬とはなんの関係もない講演が1時間ぐらいつづきます。

治療が難しい症例や珍しい症例をみんなで検討する

症例検討会もよくやります。

最後に、隣の宴会場に移動して、情報交換会というなの

立食パーティーという流れです。(お酒もあり)

一応参加費500円ぐらい払うので、接待ではありません。

開業医さんはその参加費すら経費になるのでしょうね。

帰りはタクシーチケットが渡されます。

Web講演会

Web講演会は、エムスリーだとかMedpeerだとかの
医療ポータルサイトが配信しています。

視聴すると100円分ぐらいのポイントがもらえます。

現在も新型コロナに関係なく開催されています。

講演会の内容は、
製薬会社が作ったスライドに沿ってすすめられ、

薬についての説明がメインです。
演者の先生はあきらかに台本を読んでいます。

宣伝したい薬に関連した臨床試験(どれぐらい効果があるか)
などを淡々と読み上げています。

講演後に質問コーナーがありますが、
質問も想定質問というか、おとなしいものしか採用されません。

放送事故的なものは、まだ出会ってないですね。

Web講演会は今後普及するか

ボククボの意見としては、Web講演会は普及しないと

思います。

むしろ廃れていくのではないでしょうか。

医師の講演って、オフレコなら話せることがたくさんあります。

具体的に言えば、医療ミスや手術の失敗談などです。

医師が成長の糧とするのは、ミスや失敗です。

ただ、自分が失敗するわけには行かないので、
(そんな人は逮捕されてしまいます。)
他人の失敗談には興味津々なのです。

講演をしている医師は、修羅場をいくつもくぐってきた猛者たちです。

口下手でも、自分の言葉で経験を語ってくれれば、
聴衆の食いつきは半端じゃありません。

「あのときの大出血は、きんた○が縮み上がりました。」
とかおっしゃって、その後の対処法を語った先生もいました。

自分が手術中にひどい出血を起こしたときは、その時のアドバイス
が頭によぎり、(今のところ)落ち着いて対処できています。

ところが、Web講演会だと記録が残りますし、聴衆の顔も見えないので
猛者たちも原稿読みに終始してしまうのです。

はっきり言って、高い講演料を払う価値がないものばかりです。
(払うのは製薬会社ですが、)

Web講演会の視聴者数は悪くないようですが、ポイント獲得目的で
見ている人も多数なので(クリックするだけで月4000分ぐらいもらえる)
専門外の医師ばかりで、内容は聞いていない人が多いです。

新型コロナウイルス流行が鎮静化したら、また非Web講演会が
再開するのを楽しみにしています。

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