病気の解説

【医師発症】テレワークでギオン管症候群に

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こんにちは。ボククボです。

新型コロナウイルスの蔓延によって、テレワークが推進
されています。

普段の診療は、テレワークと無縁ですが、自宅待機時間が
増えたり、Web会議になったり、ブログを書き始めたりと

なにかと自宅PCの前に座る時間が増えています。

その結果、不覚にも
ギオン管症候群を発症してしまいました。

何のことかさっぱりだと思うので解説します。

ギオン管症候群とは?

ギオン管とはなんでしょうか?

下記写真にあるように、手のひらにある神経の通り道です。

皮膚の下の話なのですが、骨と靭帯に囲まれたスペースがあり、
その部分に尺骨神経という神経が通っています。

ギオン管症候群とは、神経の通り道が圧迫され、
小指と薬指(の半分)にしびれがでます。

重症になると指の間の水かき部分の筋力も落ちてきますが、

ボククボの場合は軽いしびれのみで軽症です。

原因は?

糖尿病とか透析が原因だったり、リウマチの初期症状だったり、
骨折後の後遺症だったりいろいろ可能性がありますが、

ボククボの場合は繰り返す物理的刺激によるものです。

キーボードを打ったり、マウスを動かしたりする際、
常にギオン管部を圧迫していたのが原因のようです。

生活習慣が原因といってもいいでしょう。

「テレワーク関係ないじゃん」って思った方!
甘いです。(何が)

職場では、超長時間PC作業を行ってきましたが、
今までこんなことはありませんでした。

自宅PC作業では何故発症したのでしょうか。

ズバリ、安物キーボードとマウスのせいです。

職場ではロジクールの裾が長いものを使っているので
圧力が分散されていたようです。

マウスもボールコントロールタイプです。

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以前記事にした通り、自宅のPCは自作しましたが、
ゲーマーでもないので、

キーボード・マウス
までお金をかける気にはならず、Dellの付録を使っていました。

ギオン管症候群の治療は?

ギオン管症候群の治療には、

ステロイドの局所注射や手術などがあります。

神経圧迫を避けたり、関節の動きを制限する目的で装具を
使う場合もあります。

自分の場合は、新しいキーボードとマウスを処方したいと思います。

診療の際も、その人の生活習慣まで細かく問診できれば、
踏み込んだアドバイスもできるかもしれません。

今後の診療に活かしていきます。


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