医師のホンネ・裏話 医療ニュース解説

【医師急募】遠隔医療が拡大中

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こんにちは。ボククボです。

2020/3/12WHOから新型コロナウィルスのパンデミック宣言が

なされました。

医療崩壊を招く、または感染の温床となるため、

不急の病院受診は避けるように言われています。

政府は急激な遠隔医療の拡充を図っているようです。

ボククボが登録している、医師専用サイト、m3でも

大々的にLINEヘルスケアからの医師募集があります。

現在、コロナウィルスの影響から遠隔健康医療相談への相談数が急増しております。 この度、LINE株式会社及びエムスリー株式会社の合弁会社であるLINEヘルスケアは、 一日も早く不安を抱える方が安心できるよう、政府より依頼を受け、遠隔健康医療相談における対応件数の拡大を進めております。

本件へご助力いただける医師を緊急募集しております。

m3.comより

報酬は?

リアルタイムの相談は1400円/件(最長30分)

あとから返信するタイプの相談は700/件

だそうです。

医師としてなので軽々に発言できないことを考えると

うーん、安い。。。

新しいサービスだと最初に飛びついた方がお得なことは

よくありますが、これはただのアルバイトなので

十分普及してから参加でも、損ではないようです。

保険適用なの?

あくまで遠隔医療相談であり、遠隔医療ではないようです。

医療ではないですから、自費です。

処方箋発行もできません。

「少し心配な症状があるけど、病院に行くべきか迷ってる」

って人が相談するのにはよいのかもしれません。

遠隔医療相談が広く普及すれば、同様の基盤で

保険適用である「遠隔医療」に格上げしていくのを

目論んでいるのでしょうか。

登録する医師はいるのか?

登録する医師はどんな人なんでしょうか?

  • 新しい物好き
  • 組織に属していないフリーター医師
  • 美容やAGAなど自費診療が中心の医師

といったところでしょうか。

公開される医師情報は

「名字」「年代」「医師歴」「専⾨医等の資格」「相談対応できる診療科」

だそうです。

実名をネット上にさらし、返信内容をみれば(専門性)

同僚医師なら、特定はすぐできるでしょう。

粘着質な患者さんの場合でも、専門医名簿など調べ、

常勤先に受診されるかもしれません。

通常のお堅い病院に常勤の医師なら避けたい事態です。

そういった心配がないのは上記の医師達で、

外来診療の合間にでも、コーヒー代が出るのであれば

登録すると思われます。

せっせと専門外の相談に乗り、真実でないことを教えている医師

がいるのも事実です。

「単純になんでもやってみる」タイプの医師も一定数いるので

そういう先生方も飛びつくと思います。

責任は?

ラインの相談のみでは、必要な診療情報が得られないことが多いです。

そのような状態で責任ある発言はできないでしょうし、

LINE上には文面が残ります。

結局、どんな症状であれ

「心配なら受診を」

に終着してしまします。

不十分な情報で

「受診をしなかったら手遅れになった」

「誤診だった」

訴訟されてはたまりません。

一定数、LINE相談に依存的になる患者さんもいる

思われますので、症状を軽くみられることに抵抗がある

ことも予想されます。

「心配・共感」の態度が基本であり、

医師にとっては基本受診をお勧めするのが無難

な選択肢です。

まとめ

まずは医療相談が、責任ある行為なのかどうか明記してほしいですね。

気軽な相談であれば、気軽に返信できますし

ある程度大胆な助言もできます。

法的責任のある発言なのであれば

「診察・検査をせずに無責任なことは言えません
受診してください。」

の一点張りです。

まともな医師に参加を要請するなら、

まずは医師側へのスタンスの明示が必要なんではないでしょうか。

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